タキ1900形チチブセメント仕様
富のプラキットが再販されたので2両製作。以前初期ロットを2両製作したので、今度も素組して社名社紋等をチチブセメントに差し替える積りでいたが、調べてみるとランボードと手すりが全長に亘って通っている等、キットとは大きくスタイルが異なることが判明。改造することにしたもののこれがなかなか手強い相手だった。
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チチブ仕様車はランボードに特徴がある。
ランボードはエコーの網目板に0.2t真鍮板を裏打ち、ステーは帯板でダミー、本体とは裏側2箇所に付けた0.7φ真鍮線で支持。手すりは上部が0.5φ、他は0.4φ真鍮線、梯子はアダチのキット。本体ランボード取付用角穴はポリパテで埋め、タンク支持板はプラ板、表記板は所定位置に移動。
実車の台車はTR225-1なので、KATOのTR214の台車枠の両肩を斜めに削りそれらしく改造。キット付属の台車はホキ5700箱型に流用。表記類インレタは付属品の他にホキ5700キットの余り物も流用。改造にはかなりの時間を要した。
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改造に悪戦苦闘、タンク体には無数の傷。
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ランボードと手すり略図。
チチブセメントではホキ5700形が製造終了となったため、1978年にタキ1900を40両(112628〜112667)増備。全て日本車輛製で武州原谷に配置。どういうわけか112631のみ逆向だったそうだ。