レイアウト

銀嶺機関区の改修

2018/4 

早いもので当機関区セクションも製作後10年程経過。その間運用機会に恵まれず段ボール箱に入ったまま倉庫の片隅で眠る状態が続いたが、昨年より手元で保管できるようになり、今年に入って久々に広げてみたところ経年劣化等不具合があったのでディテールアップも含め改修することにした。
着手してみると思いの外、大工事になってしまい改修中に脆弱な部分が破損したり、落下事故が有ったりでその都度補修やら補強工事を施し、作っているのか壊しているのか分からずといった状況で、結局3カ月も時間がかかってしまった。機関庫は外観が大きく変わった。

煉瓦機関庫

機関庫


外部
  • 瓦屋根に改造時の接着剤の収縮によるものと思われる反りが生じたので屋根を取り外し裏側に厚板を接着、小屋根にも多少の反りが見られたが葺き直し不可能と判断しそのまま
  • 窓上部アーチ、窓下、妻丸窓の化粧仕上げ。よく観察すると煉瓦パターンのサイズがそういうデザインを想定しているように思える
  • 破風のデザイン変更、改造した煉瓦の張出が何か不自然なので撤去し、木製破風板に変更
  • 雨樋の設置
  • 看板の更新、書体を変更
  • 扉の動作改善
庫内
  • 屋根の厚みが変わったので照明の取付方法を変更、長手方向に梁を渡して取り付け
  • 庫内に内張りの追加と窓より上部の壁面と天井を白く塗装
  • 庫内煙突部、集煙器を設置、構造上屋上の煙突とは繋がっていない
  • 1番線フィーダー半田割れの修理
  • 基部が弱いので裏に板を接着して補強

建屋

  • ランプ小屋煉瓦庫、ポンプ小屋を除く全建屋に雨樋を設置
  • 以前製作の倉庫を機関庫脇に1棟設置。

給水塔

  • 屋根の修理と避雷針(擬宝珠?)を追加。

ターンテーブル

  • 動作不良を改善。ピット側壁を煉瓦造りに改造したものの煉瓦の一部が接点の動作を邪魔しているようなのでこれをを撤去。

その他

  • 機関庫前の更地にダミー線路を1線追加敷設して撮影時の見栄え改善
  • 正門の門柱の改修と、門扉の改修
  • 変電設備の改修
  • ターンテーブル脇に電柱増設
  • 石炭台通路の補強、改修
  • クルマ、古車輪、人形等小物の設置。これらは固定せず撮影時に設置
  • 半田割れによる電線の接触不良を修理
  • 一部のカーブがキツすぎて固定軸距の長い大型機が脱線してしまい入線できないことが判明。今更曲率は変更できないのでカーブ外側レールの内側を削ってスラックを入れようかと検討中

弄り始めるとキリがない。レイアウトに完成無しと言うから楽しみは無限にある。なかなか実現できないレイアウトの夢も果てしなく、線路は続くよどこまでも。


ある日の銀嶺機関区

ここを訪れる時はいつも晴れていて、どういう加減か絵に描いたような雲が出ている。この日も雪を頂いた銀嶺峰が迎えてくれた。

8620形The Ginrei engine depot

給炭線にやって来たハチロク。次の仕業に備える。


9600形

給炭中のキューロク。大正時代のカマは蒸機終焉の時までしぶとく生き残った。


C56形

シゴロクは支線でミキストを牽く姿が好ましい。


C58形

時々姿を現す貨客両用のシゴハチ。このカマは他区の所属で急行列車にも運用。


2120形

機関庫脇で佇むビーロクこと2120形。明治のカマもまだまだ健在。


5500形

お目当てのカマがいると嬉しくなる。ピーテンこと5500形。


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