マニアのメモ帳
西武451系編成の変遷
西武電車が赤電塗装になる以前、旧塗装時代の西武電車をいくつか作りたくなって少し調べてみた。前回の1964東京オリンピックの頃には全車赤電に塗り替えられたと記憶するが過渡期には新旧入り乱れて編成され、野暮ったい旧塗装とそれに比べ爽やかな印象の赤電との対比が面白かった。
この塗装で最後に出た新車がモハ451形初期ロットで20両が製造された。新性能国電モドキのボディに足回りは旧国電という、当時の大手私鉄他社の新車に較べて見劣りのするものだった。後に同系の制御車クハ1451形(2代)を6両のみ製造。
相棒のクハがこれまた旧型然としたもので所沢工場製ではあるが国鉄クハ55モドキのクハ1451形(後に1411形)で、旧国17m車とのコンビを解消して451と組んだ。その中でたった一両正真正銘の省線電車の生き残り1452(後に1432)がいて他車とは異なる独特の存在感があった。
この凸凹編成は451系終焉まで主に新宿線で活躍したからご記憶の方も多かろう。車両の詳細については各種書籍をご参照願いたい。
451系は改番や編成組み換えが複雑なので図に纏めてみた。(誤りがあったらご容赦)
こちらの記事も併せてご覧ください。西武鉄道451系