レイアウト 機関庫セクションの製作

1.台枠の製作

台枠はフラットトップで製作した。9mm厚、600mm幅のラワンベニヤを店員に図面を渡し所定の寸法に切ってもらった。材料とほぼ同額の工賃を要したが工具を買い揃えるよりははるかに安価であろう。合計で約4000円強。

これを3。1mm×20mmの皿目ネジで木工用ボンドを併用して組み立てた。天板には予め3mmのネジ穴を100mm間隔で開け、皿モミしておいた。最後に天板に3mm厚のコルクシートをこれも木工用ボンドで貼った。コルクでどの程度の吸音効果が得られるかは不明だが、少なくともスパイクは容易であろうと思われるので採用。同様の台枠を3個製作、内1個にはターンテーブル用の280mm径の穴が空けてある。

baseboard1

完成した端部の台枠。
同じものを2個制作

baseboard2

完成した中央の台枠。
中央の大穴はターンテーブルの入るスペース。

台枠同士の連結は連結面側板と同寸の板を一枚挟んで6mm蝶ボルト、ナットで連結する構造とした。したがって連結面側板は4。5mm後退した位置に取り付けてある。これで台枠は完成だが、配線用の穴などはその都度必要に応じて開ける予定。

baseboard3

台枠接続部。
連結面側板を4.5mm後退させて取り付けてある。小穴はボルト用のもの。

中央台枠の両端と、左右台枠の片端がこの構造になっている。

次に、出来上がった台枠の天板上に線路の位置を罫書く。ターンテーブルに接続する線路を中心として線路の敷設位置を鉛筆で台枠に罫書く。R1000等の大きな円はパソコンで原図を原寸で描き、部分をA4大の厚紙にプリントアウトし、これを切り抜いて自作の定規とした。

この後、追加工事としてアシュピットの取付穴と機関庫内のピットの穴をそれぞれ左右の台枠に空けた。
アシュピットは石膏でできたアメリカ製品で模型店で薦められて購入した、INSPECTION/REPAIR PIT(DIAMOND SCALE CONST製)というもので、合成板の底部板を裏面より高さ調整の紙を挟んで台枠に木ネジ止めした。
庫内ピットは機関庫が建つとほとんど見えないが、設置してみた。ピット穴に厚紙で内貼りし、底面は裏から余り物のスチロールパネルを貼った。これは軽くて丈夫なので採用。



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