レイアウト 機関庫セクションの製作

2.ターンテーブルと線路の敷設

何といってもこのセクションの中心になるのはターンテーブルである。ターンテーブルはROCO製のもので、天賞堂の改造キットで日本型にしたもの。説明書はドイツ語で写真や図を見ればテキストが読めなくてもある程度は分かる、他に英語、イタリア語版のテキストが一まとめになった白黒印刷版が附属。日本語版は要旨が、A3のコピーで一枚添えられているだけ。

ところがこの製品、台枠への固定方法について何等説明がなされていない。台枠にどうやって取り付けたものか一考を要する。結局回りに取り付けるプラのスペーサーの数個に穴をあけ木ネジ止めとした。これで強度は十分と思われる。周囲に線路が取り付けられることだし台枠を立てて置いても外れることはなかろう。

線路は篠原フレキシブル線路の枕木の数が少ないローカルを使用。ターンテーブルのレールとの接続部分はROCOのコード100レールと接続するための段差のついたジョイナー(別売)を使用したが、このジョイナーは篠原のレールにはサイズが合わない。仕方ないのでレールの方を少しやすって取り付けた。

フレキシブル線路はゴム系接着剤と犬釘とで台枠面に取り付けた。まず隣り合う台枠を蝶ボルトで固定しておいて線路を敷設、後からモーターツールで台枠接続部のレールを切断した。切断部分の近くの枕木数本はズレを防ぐために中央に穴を開け犬釘で固定、こうすればぴたりと合う。この後ブロック分けに必要なギャップもモーターツールで切断しギャップ用ジョイナーを挟んでおく。

最近ではコード70の犬釘というのがある。これは頭の部分が小さく出来ていて実感的というので使ってみたが、なかなか感じの良いものであった。細いのですぐに曲がってしまうからスパイクには注意を要する。接着剤併用なので横方向へのズレが防止できればそれでよいと判断し、あらかじめピンバイスで1mmの予備穴を開けておいてからスパイクした。

baseboard1

ターンテーブルを取り付け、線路を敷設した三つの台枠を連結したところ。右端の白いものはアシュピット。

baseboard2

ターンテーブル付近を見る。
奥に機関庫が設置される。



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