3.配線と試運転
線路が敷設できたら配線をする。配線はいたって簡単で、台枠間のつなぎと、機関庫線奥をブロック分けするための片フィーダーのみである。レールからいったん台枠裏のターミナルへもって行きそこからコネクタへつないでいる。コネクタは一般的なハウジングコネクタを使用している。各線路への給電は全てターンテーブルから行われ、附属のコントローラーで操作できるようになっている。このセクション内だけの運転なのでこれで十分楽しめる。
他に必要なのはブロック分けした部分へのON、OFFスイッチの配線だけである。ブロック別けしたのは機関庫内の2線とその手前の留置線で、それぞれ中型機を2両ずつ収容できるように設置したもの。スイッチボックスにより手元で操作する。こうしたスイッチを台枠に直接設置しないのは、将来このセクションが大レイアウトの一部となることを想定しているからで、配線の変更を容易にするためである。
配線が済んだらコネクタをつなぎ、念のためテスターで導通テストを行う。すべて異常なし。ターンテーブルにケーブルをつなぎ、このために自作しておいたパワーパック(DC12V、AC16Vを出力)を接続、試運転をしてみる。機関車などを走らせ線路の具合の悪い部分を微調整する。
テストの結果ターンテーブルに不具合があることが判明。重量級の機関車が載ったときに一定の向きと場所でモーターが空回りするのだ。こうしたことは実際にやってみないと分からない部分だ。何か障害があるようだが、もう少し慣らして様子を見ようと思う。試運転では全ての線路をテストする、これが面白く結構遊んでしまうので、この後の作業が進まなくなりそうだ。ただし試運転のたびに設営しなければならないのが難点ではある。
右がrocoのターンテーブルコントローラー、左が自作の機関庫線奥のブロックのオンオフを行うスイッチボックス。 |