1983 年以降、国鉄改革の嵐の中で、多くの赤字ローカル線が姿を消していった。今では、あるものはその使命を終え自然に還り、またあるものは政治という醜い争いの結果、建設半ばで放棄され無惨な姿を晒しているという。廃止直前当時これらの線にもはや活気はなく、既に末期の様相を呈していた。これは今はなきローカル線の最後の記録である。